資料だけでは判断できないことが、見学すればわかります。「何を確認すればよいか」「どんな質問をすべきか」を項目ごとにまとめました。印刷してそのまま見学に持参できます。
Before Visit
見学は事前準備で質が大きく変わります。当日バタバタしないよう、以下を整えておきましょう。
本人の状態をまとめる
要介護度・認知症の有無・既往疾患・服薬内容・食事形態・排泄の状況などを一枚の紙にまとめておきます。施設側への説明がスムーズになります。
予算の上限を決めておく
月額の上限額を家族で話し合っておきます。年金収入・貯蓄・補足給付の対象かどうかを事前に確認しておくと、見学先の絞り込みがしやすくなります。
立地・交通を確認する
家族が面会に行きやすい場所かどうかも重要な選択基準です。バス・電車・自家用車でのアクセスを事前に調べておきましょう。
家族で役割分担する
見学には2人以上で行くと気づきが増えます。一人が担当者の説明を聞く間に、もう一人がフロアや入居者の様子を観察できます。
Checklist 01
Checklist 02
施設の「質」は設備よりもスタッフで決まります。見学時に入居者とスタッフのやりとりを自分の目で確認することが最も重要です。
Checklist 03
Checklist 04
医療的なケアが必要な場合は、施設の対応能力を必ず確認してください。対応できない処置があると、状態が変わったときに転居を迫られる場合があります。
Checklist 05
Questions
見学時に担当者へ直接聞いておきたい質問をまとめました。答えが曖昧な項目は要注意です。
「聞きにくい」と思わず聞いてください
看取り・退去条件・スタッフの離職率など、聞きにくいと感じる質問こそ重要です。誠実に答えてくれる施設かどうかも、その答え方でわかります。曖昧な回答が多い場合は注意が必要です。
After Visit
複数の施設を見学した後、どう判断すればよいか迷うことがあります。以下の視点で整理してみてください。
「ここに自分が入りたいか」で考える
本人の立場になって想像してみてください。清潔で、スタッフが穏やかで、食事がおいしそうで、なじめそうな雰囲気かどうか。数字や条件だけでは見えない感覚的な部分も大切な判断材料です。
「100点の施設はない」と心得る
立地・費用・医療対応・雰囲気すべてが完璧な施設は存在しません。本人にとって最も重要な条件を1〜2つ絞り、そこを優先して判断することが現実的です。
ケアマネジャーの意見を聞く
担当ケアマネジャーは地域の施設事情に詳しく、評判や実態を知っていることがあります。見学後に施設名を伝えて率直な意見を聞いてみましょう。
入居後も関係を続ける
施設に入ったら家族の役割が終わりではありません。定期的な面会・ケアカンファレンスへの参加・施設への意見・要望の伝達が、本人の生活の質を守ることにつながります。
Guide