日中に通って利用するサービス

デイサービスとは何か、
費用はどのくらいかかるのか
わかりやすく解説します

「日中だけ預かってほしい」「お風呂に入れてあげたい」そんな方のために、通所介護(デイサービス)の基本を整理しました。

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デイサービス完全ガイド

6つのテーマで、通所介護(デイサービス)を使うために必要な知識をまとめています。上から順番に読むのがおすすめです。

まずはここから
🏢

GUIDE 01

デイサービスとは

日帰りで施設に通い、入浴・食事・レクリエーション・機能訓練などを受けるサービスです。

送迎付き 入浴・食事 要介護認定
違いを知る
🏥

GUIDE 02

デイサービスとデイケアの違い

レクリエーション中心のデイサービスと、医師指示のリハビリ中心のデイケア。目的によって使い分けます。

通所介護 通所リハビリ 使い分け
費用を確認
💴

GUIDE 03

費用の目安

要介護度ごとの自己負担額に加え、食事代・日用品代などの実費について解説します。

1割負担 食事代は別途 要介護度別

デイサービス(通所介護)とは

デイサービスとは、要介護認定を受けた方が日帰りで施設に通い、日常生活上の支援や機能訓練を受ける介護保険サービスです。正式名称は「通所介護」といいます。朝、自宅まで送迎車が迎えに来て、夕方に送り届けてくれるため、ご家族が車を出す必要はありません。

施設では主に以下のサービスを受けることができます。

  • 入浴介助 — 自宅での入浴が難しい方のために、スタッフが見守り・介助をしながら安全に入浴できます。機械浴(リフト浴)に対応した施設もあります。
  • 食事の提供 — 栄養バランスを考えた昼食が出ます。嚥下(えんげ)が難しい方向けに刻み食やミキサー食を用意している施設もあります。
  • レクリエーション — 体操・工作・ゲーム・季節の行事など、他の利用者と一緒に楽しめるプログラムが用意されています。社会参加の場としても大きな意味を持ちます。
  • 機能訓練(リハビリ) — 歩行訓練や筋力トレーニングなど、日常生活動作(ADL)の維持・改善を目指した訓練を受けられます。

デイサービスを利用するには、市区町村の介護保険窓口で「要介護認定」を受けていることが前提です。要支援1・2の方は「介護予防通所介護」(現在は市区町村の総合事業として実施)を利用できます。要介護1〜5の方が通常のデイサービスの対象となります。

デイサービスとデイケアの違い

「デイサービス」と「デイケア」は名前が似ていますが、目的と内容が異なります。どちらを使うかは、ご本人の状態と目的に合わせてケアマネジャーと相談して決めます。

デイサービス(通所介護)

入浴・食事・レクリエーションを中心としたサービスです。「家に閉じこもりがちなので外に出る機会を作りたい」「お風呂に安全に入れてあげたい」「家族が日中に休みたい(レスパイトケア)」といった目的で利用されます。機能訓練指導員が配置されていますが、医師の常駐は必須ではありません。

デイケア(通所リハビリテーション)

医師の指示のもと、理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)などの専門職がリハビリテーションを行うサービスです。病院や老健(介護老人保健施設)に併設されていることが多く、退院後に集中的にリハビリを行いたい場合や、身体機能の回復を重視する場合に適しています。医師が常駐しているため医療面での安心感が高いのが特徴です。

両方を併用することも可能です。たとえば「週2回はデイケアでリハビリ、週1回はデイサービスで社会参加」という使い方もできます。

費用の目安

デイサービスの費用は「介護保険の自己負担分」と「保険外の実費」の2つに分かれます。介護保険の自己負担は原則1割(所得に応じて2〜3割)です。

介護保険の自己負担額(1割負担・通常規模・7〜8時間利用の場合)

要介護度1回あたりの自己負担目安
要介護1約 650〜750円
要介護2約 760〜870円
要介護3約 880〜990円
要介護4約 1,000〜1,110円
要介護5約 1,120〜1,230円

※地域区分・施設の規模・加算の有無によって金額は変動します。

保険外の実費(別途かかる費用)

  • 食事代:1食あたり400〜800円程度(施設により異なる)
  • 日用品代:おむつ・タオルなどの日用品代(月数百円〜数千円)
  • レクリエーション材料費:工作などの材料費(数十円〜数百円)

たとえば要介護2の方が週2回デイサービスを利用した場合、月の自己負担は概算で約6,000〜8,000円+食事代(月3,200〜6,400円程度)です。高額介護サービス費制度により、月の自己負担合計が一定額を超えた場合は払い戻しを受けられます。

利用の流れ

デイサービスを初めて利用するまでの流れは以下のとおりです。

  • 1. 要介護認定を受ける — まだ認定を受けていない方は、市区町村の介護保険窓口または地域包括支援センターで申請します。申請から結果通知まで約1か月かかります。
  • 2. ケアマネジャーに相談する — 認定結果が出たら、居宅介護支援事業所のケアマネジャー(ケアマネ)に連絡します。ケアマネは、ご本人の状態や希望を聞いたうえで、適切なデイサービス事業所を紹介してくれます。
  • 3. 施設を見学する — 気になる事業所があれば見学をお勧めします。施設の雰囲気、スタッフの対応、食事内容、入浴設備、レクリエーションの様子を自分の目で確認しましょう。
  • 4. 体験利用をする — 多くの事業所で1〜2回の体験利用を受け付けています。実際に過ごしてみて「ここなら通いたい」と思えるかが大切です。ご本人の感想を大事にしてください。
  • 5. 契約・ケアプランに組み込む — 利用する事業所が決まったら契約を結び、ケアマネがケアプラン(居宅サービス計画書)に週何回・何時間利用するかを組み込みます。これでサービス開始です。

選ぶときのポイント

デイサービスは事業所ごとに特色が大きく異なります。以下の5つの観点で比較すると、ご本人に合った事業所を見つけやすくなります。

  • 1. 送迎範囲 — 自宅が送迎エリア内に入っているか必ず確認しましょう。送迎時間が長すぎると、ご本人の負担が大きくなります。目安は片道30分以内です。
  • 2. 入浴設備 — 一般浴槽だけでなく、車いすのまま入れる機械浴やリフト浴があるかどうかを確認します。入浴を目的に利用する方にとっては最も重要なポイントです。
  • 3. リハビリ内容 — 理学療法士や作業療法士が配置されている事業所では、個別の機能訓練プログラムを受けられます。身体機能の維持・向上を重視する場合は確認しましょう。
  • 4. 規模(大規模 vs 小規模) — 大規模型は利用者が多く設備も充実している一方、小規模型(定員18人以下の地域密着型)はアットホームで一人ひとりに目が行き届きやすいのが特徴です。
  • 5. 雰囲気・レクリエーションの内容 — カラオケや体操が中心の事業所、個別の趣味活動を大事にする事業所、若い利用者が多い半日型のリハビリ特化型など、さまざまです。ご本人の性格や好みに合うかどうかが、長く続けられるかの鍵になります。

通所介護の種類3つ

ご本人の状態や地域によって利用できるサービスが異なります。

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通常のデイサービス(通所介護)
定員19人以上の一般的なデイサービス。入浴・食事・レクリエーション・機能訓練を総合的に提供。全国どこでも利用できる広域型サービスです。
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認知症対応型デイサービス
認知症の診断を受けた方を対象とした少人数制(定員12人以下)の専門デイ。認知症ケアの研修を受けたスタッフが対応し、穏やかな環境で過ごせます。
🏠
地域密着型デイサービス
定員18人以下の小規模なデイサービス。その市区町村に住む方のみ利用可能。少人数のためスタッフの目が行き届き、家庭的な雰囲気が特徴です。

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最終更新日:2026年4月